高齢者の介護をする上でキャリアアップや給与面で改善を望む場合には、資格が有効です。

介護の業界に入る上で絶対必要といわれるのが、介護職員初任者研修です。この資格は、講習を受け、修了試験を受けて合格することで取得できます。キャリアアップを図る場合に目標となる介護福祉士を取得するためにも必要なので、ぜひ取得しておきたい資格です。また、他の資格を取る際にも初級資格として必要になるので、無資格の人は取得をしておくようにしましょう。

しかし、今すぐ介護業界で活躍したいという人には、最短3日ほどで取得できる事務やガイドヘルパーといった資格もおすすめです。施設でデスクワークを中心にしたい方や保険制度を勉強したい人などに好評です。修了試験もないので比較的ハードルの低いものと言えるでしょう。一方ガイドヘルパーは、全身に障がいを持っている方や視覚障害者など、歩行による移動が困難な方の移動を補助する仕事が担える資格です。地域によって若干の違いはありますが、自治体が指定する講習を受けることによって取得が可能です。この資格は、福祉系の資格と併せて取得することで、キャリアアップに大きく繋げられます。

福祉系の資格とは、福祉用具専門相談員や社会福祉士のことを指しますが、福祉用具専門相談員は、福祉用具貸与事業を行う施設でニーズがあります。また、社会福祉士は、医療機関や行政の支援センターなど幅広い場面で活躍が期待できます。高度な専門的知識と豊富な経験を求められるため、支援についてのスペシャリストと言えるでしょう。